2022-05-15 ■ 夏まで生きていようと思った。 秋まで、冬まで、春まで。 そうして何にも気付かぬまま、21になった。 前ほど死にたくはなくなった。 ただ前よりも生きていることに鈍感になった。 痛みを伴わぬ生は腹の奥底で暗く蠢き時折内臓をぐちゃぐちゃにするくらいで、特に何食わぬ顔をして私は今生きている。 2021年7月22日