日記,2022/04/28-2022/05/28

2022/04/28

私の脳内は常に会話が目まぐるしくなされているが、時たま変な語尾のやつがいて変な気持ちになる。一体誰なんだ、なんなんだ、おまえは。

 

いつか中学生のころ、私は死んでないから生きているのだと友達に話した記憶があるのだが、今そうなっていてすごい。人生は永続の伏線回収機関。

 

明日への不安を誤魔化すために飲む酒。今日限りの灯火の美しさ。

 

人生は祈りの旅路で祝祭だから。だから長い長い祈りの旅路が、あなたにとってせめていいものでありますように。幸福でありますように、それが良い旅路でありますように。その道に正しさや美しさや善いことがありますように。これは私からの最後の呪いで祝詞です。どうかせめて、あなたは幸せであってください。

 

言語はあまりにも不自由だが伝達手段としてそれしか私は持たないしその不自由さを自覚してもがくしかないんだよな。

 

2022/04/29

土砂降り、繋がっているのはきっと天国。

 

死にてえなとツイートしたら遊ぶ当日までは生きてくれと友達からLINEが来てややウケた。

 

私の祈りを救うために、私は他者の幸せを願ってやまない。

 

「人生は祈りの旅路で祝祭だから。」これは私の祈りの言葉で私を支えている言葉なのだけど、でもこんなの嘘っぱちでしかない。でもそう私は思い込むしか生きる術がないから、心の底から信じて生きていくしかもうなしようがないから、だからこの言葉を思い込んで信じて必死に生きている。

「人生は祈りの旅路で祝祭だから、だからどうかせめて善く在れますように、正しく在れますように、そこに美しさがありますように。」

 

2022/04/30

東京卍リベンジャーズ26巻まで読んだ。GWのどこかで漫画喫茶行きたい。

 

ほぼ一日中寝てた。

 

2022/05/01

“私人(Privatmann)の部屋はね、俗世のことを考えずにすむ幻想的な空間なんだよ。それで皆、部屋を作ろうと蒐集するわけだ。”

 

代替不能な私, 総体としての私という存在意義

 

いっぱい遊んで楽しかった。

 

2022/05/02

"性別とかいう全時代的概念、はよ消えてくれへんかな。そのために必要なら肉体も均質化してくれ。"

 

2022/05/03

ずっと私の悪い癖だと思ってたけど、知ってることに対しての興味のなさみたいな、ああしってるわみたいなことへの態度の悪さたるや。真摯でありたい、真摯であれ。

 

ベンヤミンのパサージュ論が読みたい。

 

節約しようと思った1分後にチェンソーマン全巻買ったし映画5、6本予約した。

 

自分の本質は小学生の頃の満点のテストを褒めてもらえなかった頃の私でしか多分ない。空疎な感情ではち切れんばかりのまま生きてきた22歳。

 

特に効果のない薬を今週ずっと飲み続けてきたが、本当に効果がなかった。

 

思索

 

渋谷のTSUTAYAでTカードを作ろうと思ったらカードの図柄を選べますよ!とお姉さんに笑顔で言われて、見守られながら東京卍リベンジャーズのキャラクターの図柄を選んだ。場地さんℒℴν......。

 

2022/05/04

最近デカい犬見てないな。

 

2022/05/05

躁転できた日、パチンコで当たり出た感じの気分になる。

 

新宿御苑前に住みて〜って思って調べてたら2畳5まんえんのへやがでてきてこわくてないちゃった。

 

映画館、金持ちだったら両隣も予約をとるのに。映画館で予約を取ると、大体の確率で隣りの席がやべえおっさんなんだけど、私が当たり引きすぎなのか映画館にやばいおっさんがいっぱいいるのかどっちなんだ。せめてちゃんと風呂に入ってきてくれ。あとカサカサ動くおっさんも無理。意外と隣の席でも腕とかチラチラ見えて不快だし、なによりカサカサ摩擦の音が意外と響くってことを知って欲しい。私が神経質なだけじゃ絶対ないと思う。

 

2022/05/06

”深く問う、とはこういうことだ。個から国家までを貫く思索の轍をたどる“

共同幻想論, 吉本隆明.

 

酒を一回飲むと限度まで行きたい!みたいなスイッチが入ってしまっって大体周りに迷惑をかけながら飲んでる。これにはいくつか思い当たる節があるが、それはともかく一刻も早く酒癖を良くしたい。

 

口唇期だから口元になにかないと落ち着かない。だからこそ手元にある飲み物はすぐに全部(大体)飲むしタバコも吸っちゃうのだが、普通の人ってどうしているんだろうか。落ち着かなくて常にソワソワしてしまう。

 

酔っ払って一人でふわふわ考えている。私は私の有限性の価値、つまりは生まれ持ってしてたまたま今ある若さとか、たまたま持ち合わせたそれなりの容貌を過信していて、そうしたもののの限界とかじゃあいざそれらがなくなったらどうすんのみたいな、それがなくなった私って市場価値がなくなってしまうんだろうなみたいなそういう予感に常に苛立っているし焦っているのだと思う。それってつまりは、逆に返せばそれらを持ち合わせなかった人間を私はどこかで馬鹿にしているってことだし、そういう自分の価値観に呆れるというか自己矛盾的な葛藤を抱いているのではないか。私は自分の外貌に大して意味は見出していないけれども、社会的接触の中で創り出される自己像はあるわけで、ああ心底それがなかったらと、そうであったらどれだけ私は自己破壊を繰り返さなければと、それと同時にそうでなかった自分自身に対して嫌悪と軽蔑を抱いているのだろうな。でも私は私として今あるそれそのものでしかなくて、そう生きていくしかないわけで、摩耗していく私の“価値”に諦めを感じるか、ともすればそれを共存/利用していくしかないわけで。一体どこまでが私でどこからが私じゃないんだろうか、どこまでが私そのものの価値で、どこからが社会的/文化的記号がもたらす価値なのだろうか。そうしたところをすっ飛ばして私を私、つまりは人間それそのものとして見てほしいという欲望/欲動の中で生きているわけだが、これもそもそも相手に私の私が言う”価値“とやらを認めさせているうえでの話だしそれすらも傲慢で非礼な態度ではないか。ああ、人間に目という感覚器官などなかったら良かったのに。

 

2022/05/07

ネットの墓場に日記という名の戯言の奔流を垂れ流しているのだが、どうやら意外と読まれているらしい。それで自分でも過去エントリーを読み直してみたが、自分の文章は結構好きかもしれない。「あらゆる限界をぶち壊し、カオスティックでドラマチックな現実を見たい。知や美、もしくはそれらが構成する人間というものが、なにかに隷属するのではなく、リアルタイムで脈動しインフレーションを起こす"今"の観測者になりたい。」とか、今の生き方への熱量ではもうこんないい文章は書けない。

 

そんなわけで、今この文章をよんでいる人がいたら昔のエントリーもぜひ読んでみてください。

 

“我々の為しうるのは、ただ神を愛し己を憎むことだけだ。部分は、みずからを、独立した本体だと自惚れてはならぬ。あくまで、全体の意志をもって己の意志とし、全体のためにのみ、自己を生きよ。”

悟浄出世, 中島敦.

 

病院に行った。私は薬をのんでないと動けないし脳みそが壊れているので、薬価800円くらいのバカ高い薬を大体毎日飲んでいる。こんな薬を毎日飲み続けないと“まとも”に生きていけない ——飲んですらそれになるというわけでもなく、実際には脳みそが壊れたままの範囲でなんとなくそれっぽいところまでは行ける程度の代物だが—— 自分は一体なんなんだろうなという空疎な気持ちと、いわゆる”まとも“な人はこのハンデもなく“普通”に生きているのかという、嫉妬にも絶望にも似たザラザラした感情を抱かずにはいられない。

 

2022/05/08

友達によく出会いの場が欲しい〜と喚いているのだが、マッチングアプリは嫌で、「私は路傍に咲く野の花の美しさに心奪われたいのだ」という趣旨のことを言うと苦笑いされる。ロマンチストでエゴイスト、それでも私は信じていたい。

 

自分の渇きが満たされるような、そんな幻想。太陽の輝きに焦がれ地に落ちたイカロスもきっとこんな気持ちだったのだろうか。

 

たとえ地に、よしんば地獄に堕ちようとも私は絶対に諦めたくない。

 

”寂しさ、寂しさ、寂しさ、この寂しさを救ってくれるものはないか、美しい姿の唯一つでいいから、白い腕にこの身を巻いてくれるものはないか。そうしたら、きっと復活する。希望、奮闘、勉励、必ずそこに生命を発見する。この濁った血が新しくなれると思う。“

少女病, 田山花袋.

 

2022/05/09

コロナ、自分の身の回りであまりかからないのであまり気にしていなかったのだが、世はコロナ流行中だったなあと思い出した。夏のマスクが本当に嫌なのと、絶対摩擦で将来シミになるので早いとこどうにかなってほしい。

 

マッチングアプリとかいう人間が発明した中で最も愚かな発見。ユリイカ

 

駅前でチャウチャウを見た。チャウチャウって日本にいるんだ。

 

2022/05/10

虚無感からくる吐き気

 

2022/05/12

人と話した。みんなに幸せになってほしいという話をしたらみんな勝手に幸せになってるよと言われた。そっかーと思った。というか色々勝手に私がしゃべってたのだけれど、酔っ払っていたので全部忘れた。

 

人生何も先のこと考えずにはちゃめちゃに生きてるのって私だけらしい.

 

2022/05/13

雨で頭が爆発しそうに痛くて在宅にした。新人なのに一人舐め腐っているようで少し良心の呵責に苛まれている。しかも今週在宅にしたの3回目だし。

 

私営業むいてないんですよ〜って人に言ったらだろうねって言われてちょっと反抗した。おっしゃる通りで多分絶対向いていませんが......。

 

私も今日からアーニャ・フォージャーを自称して社会生活営もうかな。

 

沖縄やくざ戦争』を見た。よかった。

 

“「言葉にしなかった考え事はみんな無かったことになって消えていく、と思うと、なんて無意味なことを僕らは必死にやってんだろうな」とか考えてしまって死にそうな気持ちになったりしているので、そろそろ批評が書ける。”

 

“「あのときああすれば良かった」はわりとない。だいたい全部やってやった。だいたい全部やってやったしそれでけっこう酷い目に遭ったりした。”

 

2022/05/14

今日暑すぎる。爆汗かいとる。

 

口元が緩いので、よく飲み物をぶち撒けたり溢したりしている。やると結構落ち込む。

口元が緩いので、よく言葉をぶち撒けたり溢したりしている。やるとかなり落ち込む。

 

私の所有物も身体も感情も思考も全部私のものだから、誰にもなんにもあげないしあげられない。だから私のことは誰にも分かってもらわなくていいし、理解されたいとも思わない。私はそう在るだけで、それ以上でもそれ以下でもない。確かに私は自分のことを人に話すけど、そこに対してなにかを理解してほしいわけじゃない。本当に?

 

"苦しすぎるので感情を消してほしい気持ちと、美しいものをそのまま美しいと思いたいから感情を消さないでほしい気持ちとが、拮抗してきた。"

 

2022/05/15

トーマスマン

 

映画 1895年 リュミエール兄弟

 

「愛してますから、子供と安子を愛してます」「必ず幸せにします、大事にします、一生を大切にします」

 

私は信じてない、そういうもの。

 

胃の底が痛い、呼吸が苦しい。喉がぎゅっと掴まれているような、そんな感覚。

 

私は私がそうとしてある以上に、他者がそう望む私でいたい、のかもしれない。でもその押し付けられた自分を全部壊してぐちゃぐちゃにしたい、という本能にも抗えない。

 

会社で人間やれてないの、私だけらしい

 

哲学書の特徴は、賞味期限がとてつもなく長いことです。新聞は一日、週刊誌は一週間という短さですが、哲学の本は十年、百年という単位で人々に影響を及ぼします。なかでもアリストテレスは千年単位の哲学者です。十三世紀に活躍したトマス・アクィナスにとってさえ、紀元前四世紀のアリストテレスは千五百年以上前の人物でした。”

ーNHK 100分 de 名著 アリストテレス『ニコマコス倫理学』 2022年 5月 [雑誌] (NHKテキスト)

 

私は誰かの1500年でありたい、届かない恋文。

 

”ある物を占有することは、自分以外のすべての人間に対してそれを神聖で恐るべきものとすることであり、自分だけに「かかわる」ものとすることである”

 

”一種の生産的な無秩序は、「非意識的な記憶」のカノンであると同様、蒐集家のカノンでもある。”

 

ベルクソン 物質と記憶

 

私に二面性なんてない。あるのは外殻と内殻だけ。内殻が隠しきれていないから不自然なのかもしれないけれど、私は一貫して一人で、ひとりだ。外に見えているそれと内とのそれも別に裏表とかではなくて、一人でいると内省が暴走して自己破壊のかぎりを尽くしているだけで、外面に二面性みたいなの、本当にない。

 

いろんなものがまぜこぜで破滅と破壊衝動でぐちゃぐちゃになっていてもなんとか人間でありたいしせめて人に対する時は人でいようとしたい。不自然で作り物っぽく演技っぽくて、そのクセめちゃめちゃにボロ出してても、バカみたいに病んでてグチャグチャでメンヘラで一人じゃ何もできない自己承認欲求と自己愛のバケモノをそのままに野に放つよりはまだマシでしょう、そうじゃないですか。理解なんてされたくないし共感もされなくていい、わかってほしいなんてもう望んですらない。私は今のところこう在るしかなくて、それしか解がないから、もっと上手くやるようにするから、ただこうあるしかない私を許してほしい、見逃してほしい。それすらも傲慢ですか?

 

これを公開しているのに特に意味はなくて、思っただけのものたちは言葉たちは泡沫に消えてしまうから、せめて私が覚えていたくて、それを空き瓶に詰めて海の向こうに流すような、そんな行為でしかない。

 

2022/05/17

ああ死にてえな、死にてえのはこんな夜だ。満たされて満たされて、それ以上が何もない夜。私は誰かの傷跡にただなりたいだけなのかもしれない。臆病で高慢な私をどうか許してください。美しい夜に、美しい夜がいい。

 

全部どうせ忘れちゃうからさ、せめて忘れたくないの、自分自身は。だから言葉にするの。そうやって自分に祈りと禊を捧げるの。いつか生きていたいと心からそう思った自分に祝福を込めて、今の気持ちを忘れていたくないと思うの。

 

どなたかせめて一輪の花を手向けてはくださいませんか。

 

2022/05/18

私は怠惰で臆病で傲慢で嫉妬深く

 

生きていたい。好きな人に好きでいてもらいたい。死のうかな。

 

死ぬ間際の一輪の花火!大輪だといい

 

前方3mmの視野

 

『その男凶暴につき』で橋の欄干で首吊んだよ、主人公の友人が。なるほどと思ったね。

 

2022/05/19

”この世に生きたすべての人の、言語化も記録もされない、本人すら忘れてしまっているような些細な記憶。そういうものが、その人の退場とともに失われてしまうということが、私には苦しくて仕方がない。どこかの誰かがさっき食べたフライドポテトが美味しかったことも、道端で見た花をきれいだと思ったことも、ぜんぶ宇宙のどこかに保存されていてほしい。"

 

2022/05/20

自傷行為のうちの発言、自傷行為のための発言。それをしなくてもいいのにわざわざ言う。」

私はリストカットも抜毛もしないけど、たしかにそれによって自分を傷つけていてしかもそれを辞められないという時点で、私にとっての発話という行為はそれそのものが自傷行為であるかもしれない。

 

ラングストン・ヒューズ『助言』

 

2022/05/21

"大学に行きたくない、働きたくもない、けれど何かをやりたいわけじゃない。それがこの頃のおいらだった。今だったら完全にニートだよね。人生において唯一、「何者でもなかった」という時期かもしれない。(中略)だからといって死ぬのも嫌だった。自殺する気もなかった。頭の中ではいい女を抱きたいとか、うまいものを食いたいとかあったけど、じゃあそのためにしゃかりきになって働くかというと、ちょっと違う。とにかく「どうしようかな」なんてぼんやり考えていただけの時期でさ。それが許される時代でもあったのかもしれない。"

”我々の人生というのは、生きて死ぬまでの”間”でしかない。生まれたときの”点”と死ぬときの”点”があって、人生はその間のことに過ぎない。見つかるはずのない「生きている理由」を探すよりも、そう思った方が楽になる。おいらなんてそう思うんだけどね。”

ビートたけし. 間抜けの構造. 新潮社, 2012.

 

2022/05/23

"もし造形芸術に精神分析を適用したならば、死体に防腐処理を施す慣習が、造形芸術の誕生の重要な契機とみなされるかもしれない。(中略)その点で古代エジプトの宗教は、人間心理の基本的な欲求、すなわち時の流れから身を守ろうとする欲求を満たしていた。死とは時間の勝利ほかならない。人間の身体的外見を人工的に固定してしまうこと、それは存在を時間の流れから引き離すことであり、存在を生につなぎとめておくことである。"

ーBazin, André, and 野崎歓. 映画とは何か. 上. 岩波書店, 2015.

 

2022/05/24

ガチで今一番Twitterで来てるアカウントハムスター短歌と冨樫

 

2022/05/25

 

2022/05/27

夜ほぼ毎日無意味に希死念慮を抱きながら涙を流して明日のために睡眠薬を飲んでなんとか眠りにつくの、普通に病気らしいです。

 

睡眠薬とアルコールを飲んで頭が回らなくなって書いた支離滅裂な文章の残骸がメモ帳に時たまあって、本当に覚えがないので笑えるし怖い。

 

2022/05/28

空白