日記,2022/05/30-2022/06/28

2022/05/30

目標:今年中(12月の給料日まで)にお金貯める。せめて秋口までに50万は貯めておきたい、、、、

 

2022/05/31

知らないことを知る、やってみるということは本当におもしろい!世の中は知らないことでしか構成されていなく、それに働きかけることで少しでも知れるって本当に贅沢だな。

 

2022/06/01

“『人間が言葉を発声する』行為の魅力が詰め込まれていると思った。まずリズムが良い。しかも内容が面白くて、意味もある。だから聞いてて気持ちがいいんです。劇作家って役者に言わせることを前提に言葉を書くから、他の文筆家たちと比べて言葉に身体性があるんです。”

 

“以前岡田利規さんが『劇作家として描きたいものは何か?』という質問を受けたんです。そしたら彼は『向かい合って今にも接吻しそうな男女がいる。しかし、観察者の立場としてそれは認識しながらも、彼らの真上を飛んでいる鳥の腸の中でうごめく糞の運動を描きたい』的なことを言っていたんです」。つまりメインカルチャーを視界に入れつつ、誰も気にしない何かの面白さをピックアップしたい。”

 

私は凡人だから、凡人でしかないからこそ、才能を持ち人類の進歩たる人間を心から尊敬するし、その人間の手助けをしたいと思う。

 

この日記を公開するうえでTwitterで数人ブロ解した。別に他意はないのだけど。

 

癒されることのない渇きに必死に一滴の水を求めている人が、その渇きを癒すものではないだろうけどこういう癒し方もあるのか、とか、そういう人たちの直接にはならねどもなにか導にどうかなりますようにという気持ちが半分というか。

 

人は誰しも一回きりの生しか与えられてなくて、その呪縛の中で右往左往するしかないのだけど、そこで「なぜ自分の生が与えられたのか」「なぜ自分の生があるのか」「自分がホモサピエンスとして生まれた以上、何がその種に残せるのか」とか、そういう解決することのない悩みを抱え、そうした悩みと生涯共にする覚悟がある人間が好きだし愛している。私はこうした解のない、だけれども悩まずにはいられない問題をそもそも考えられるという時点で贅沢だとも思うのだが、それでもその悩ましい種たちを人類の美徳として慈しんでいたい。私は今日にしか生きていないけれど、人類として生まれ落ちたからに、人類史を歩んでいる。(後で読み返したけどなんなんだこの文章、キモいな)

 

何者でも足り得なかった寂寞

 

それが私の愛だと思う。才を持たなかったが故の、凡人なりの、愛だと思う。何者でもいてくれなくていい、ただそっと、お互いに、重さに傾げた首のよすがの肩であってほしい、そう思う。たとえこれが夢見物語でも、私はきっと諦めたくないしそう信じていたい。

 

いつかよすがの君

 

2022/06/02

例えば週末、渋谷のツタヤでDVDを2、3本レンタルする。そのあとはぶらぶら散歩して、新宿行って紀伊国屋書店をひやかして、ドトールなんかで最近読んだ本見た映画の話なんかして。なんならドトールでお互いだんまりで一冊本を読み終わるまでコーヒーをのむだけでいい。少し遠回りして家に帰って、その日は惣菜とストックしていた少し特別なお酒を開ける。それで渋谷TSUTAYAで借りてきた、DVDを見る、とか。そういう日々でいい。

 

2022/06/04

どうでもいいことばかり覚えていて思い出す萎縮した脳みそ。ブツ切れの記憶をぐるぐると再生する様は壊れたレコードのよう。

 

虹に光る無数の凶暴なガラス片を飽くこともせずに撫で続けている。

 

2022/06/05

うわー!となりながら人生。

 

生きる実感も実存もなくふわふわとまるで地縛霊のように地元と吉祥寺を往復している。電車の時間と乗り換えに毎日血反吐を吐いているが、行き帰りで映画を一本くらいは見れるのでその点はいい。それ以外は全部良くない。電車とかいう最悪の乗り物。

 

2022/06/06

一人暮らしについて考えているのは大学一年生からで、物件探しも生活費シュミレーションももはや特技ですらある。何度でも憧れ続けている一人暮らしであるが、手取りで考えると5、6万しか自由に使えるお金は残らないわけで、そこから貯金だのなんだのと考えると頭痛がする。身体的苦痛もお金には換えられず、結果実家暮らしを選択し続けている。お父さんお母さんいつもありがとう。

 

100万円貯めても引っ越し資金で半分消えるの狂ってないか?資本主義がよ

 

2022/06/07

血肉の詰まった袋があまりにも実体だから夏になりかけた空気に霧散することもできない。

 

2022/06/09

”芸術体験とは、主体が揺さぶられ、それ以前と以後では、世界が一変して見えるような体験であるに違いない。問題はその後だ。様々な形で美や崇高さに触れ覚醒した者も、翌朝には、それでも変わらないこの世界に改めて深く絶望し、どんなに素晴らしい表現や作品がこの世にあろうと、全ては無意味であると悟る。また同じ絶望を味わうくらいならこのまま目を覚ましたくないと思いながら眠りにつく。そしてまた目が覚める。真の「覚醒」などない、毎日ただ繰り返される「起床」に、なんの意味があるのだろうか。“

 

2022/06/10

人生は物語じゃないから4幕構成もフックも主人公もヒール役もなんにもない、あるのは私という我と世界の対峙でしかない。なんなんだこれ。

 

バレットバレエという映画の素晴らしさについて。知り合いにお勧めして見せたら微妙そうな反応だった。

 

鉄男の絵コンテ欲しいけど2万するBOXの特典なの泣いた。貧民すぎる。

 

2022/06/11

自我を保てないので日中はキュートアグレッションに満ちた生き物を心に飼育してなんとかしている。なんとかなれ〜!ワッワッ!泣いちゃった...

 

2022/06/12

夏は嫌いだ。だけどもそろそろ夏になるので髪を青く染めた。

 

2022/06/14

思うに苦労が資本に集約されすぎている。世帯年収1400万超のシティーボーイに生まれたかった。

 

フランケンシュタイン読みたい。

 

2022/06/16

街に刻まれたあらゆる心の痛みは彩色を保ち鮮やかなまま。

 

2022/06/17

会話が下手くそすぎるのでデカい声と独り言で誤魔化しているけれど、いや、というか誤魔化せているのかこれ。多分誤魔化せていません。会話難しい。なんとかなれ〜。

 

出来損ないの泥人形はヒトもどきでさえないのだろうか。

 

2022/06/19

武蔵野中央図書館バルト全集あるのすごすぎる。

 

今月あと1000円で生きていかなければならないの辛すぎるので早く来月になってください。

 

2022/06/20

最近くしゃみが止まらないんだけど花粉ですか?

 

同じ画面見てても取れる情報量の差がすごすぎて歯軋りをしている。そもそものインプット量が違う、それはそうなのだけどどこで覚えてくるんだそういうの。見方というか文法というか、そういうの。悔しい。

 

2022/06/21

今月中盤からかなり精神面が安定していて、なにか熱中できることがあると大丈夫なのかなと思った。逆説的に、精神面が安定したからなにかに熱中することができたのかもしれないが。まあともかく精神面の異常はほぼなくなってあとは寝れないくらいの弊害しか残っていない。何とかなってよかった。

 

2022/06/22

今年から自分の頭髪は何回か変えているのだがそこにアイデンティティやこうあろうろすする自我はなく、なんか一年間でコロコロ色変えたらおもしろそうだな程度の興味本意があるだけである。個人的見解として、頭の色で差し色ができる分、白Tにジーンズでもワンポイント入ってる感が醸し出せる気がする。そういえば去年の秋くらいから服装に対するあらゆる興味を失い、もともとそれがほとんどなかったために限りなく衣服への情熱が0に近いものとなった。白と黒の半袖を複数枚とジーンズ2、3本をスティーブ・ジョブズばりに着回している。特に支障はないけれども電車や街でちゃんと人間の格好をしている人を見かけると微ダメージを食らうようになった。

 

2022/06/21

空気がじっとりしているだけで体の疲労が半端ない。来なくていいよ、夏。

 

2022/06/23

ねむい〜寝れない〜

 

なぜか今日で6月終わると思っていたけど普通にあと一週間あった。

 

寝れないという生理現象が直結で苦しいという感情に結びつくの嫌すぎる。でも寝れないのって苦しい感情かなりそれそのものなんだよな。

 

2022/06/24

触れた無知は何よりの勇気にもなりうるが、私にとってそれは強い希望を見出すと同時に表裏一体か、それを呑まんとすばかりの絶望と希死念慮を感じずにはいられなくなる、あまりに白く眩くも深淵を湛えた暗いぽっかりと空いた穴である。

 

2022/06/25

1ヶ月五万円の自由費、意外と何とかなりそう。飲みの回数を減らせばイケる。ただやっぱり欲しい本もためらうし映画もバンバン見に行けない。そもそも頭髪に2万かけるなという話、それはそう。

 

2022/06/26

ここ最近の土日は家でYoutube見て寝腐って終わるのだが虚無感がやばすぎる。退廃ここに極まれり。

 

2022/06/28

破滅思考をうたえども定職に就きリボもサラ金もしてない時点でまだ社会性を保てている気がする。社不に構えた常識人枠。常識の拡大解釈。

 

人格と性格ってどっちがどっちだっけ。性格が生来?生来は気質か。なんか思考がダメすぎるワロタ〜と思い続けて人生だけど、スキーマをなんとかすればなんとかなるのだろうか。全部どうでもいいやとどうでもよくないの繰り返し、必死すぎて馬鹿みたいだ。その馬鹿さを自ら嘲笑して襲われる虚無感。なれど本当に必死にやってきたことなどなく、海に揺れる藻草のようにゆらゆらとプカプカと、己の意志さえ流してしまった。自意識との闘争なのだ、これは。30分前に飲んだ睡眠薬から泥のような眠りへの誘い。私生活。他者とのつながり。人は一人で生きられないと道徳の授業でそういえば昔に習った。昔の話、ずっとずっと昔の話。エアコンがある時代に生まれてよかった、それだけは確かなことだ。

 

断片的な記憶の欠片は一塊を成すことを忘れ、そこらじゅうに散らばっている。ときには自らが記憶だったことすらも忘れ海の中に沈んでいく。かろうじて残った欠片も、記憶の海を歩くたびに割れてすぐに粉々になって、風に吹かれてどこかへ飛んでいく。持続する記憶、完了形のそれなどなく。あやふやでくぐもった記憶たち。脳みそにさんざめくのは記憶でなく声たち。小鳥の囀りのように、嵐のように、どこかの犇く交差点のように、声声声、声の奔流。誰かが駆け出すと皆駆け出し、誰かが笑えば皆また笑う。全ては失われ、頭の後ろにできた重い湖の澱みとなる。何をしたかったか何を誰とどうしてどうやってどんなに何を何と何もどれかなぜなにを...全てがぐちゃぐちゃになり一緒になりなにかの輪郭をなすこともなく、頭痛の澱となって沈んでいく。

 

10代の傷つきやすい心を大切に大切にしていたら歳だけとってしまった化け物。2値化の基準の愚かしさなどとうに気付いているのに手にすることができない。少女に憧れる病であるから。「寂しさ、寂しさ、寂しさ、この寂しさを救ってくれるものはないか、美しい姿の唯一つでいいから、白い腕にこの身を巻いてくれるものはないか。そうしたら、きっと復活する。希望、奮闘、勉励、必ずそこに生命を発見する。この濁った血が新しくなれると思う。」